bonar note

京都のエンジニア bonar の技術的なことや技術的でない日常のブログです。

SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者

「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」を観てきました。

 SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者

予想を遥かに超える感動で魂が震えました。閉塞した田舎の希望の無さと、そこでも自分の好きな物を求め続ける若者の眩しさ。それを「お前らラップやってんの。なんかやってみろよ、ほら」と煽るあの感じとか、もう目を覆いたくなるほど生々しくて、観るのが辛い程です。

特に最高なのが、オーディションのシーンです。参加者を舐めきった審査員の前で主役グループである SHO-GUNG(IKKU と TOM)と同じくオーディションに来た日光の征夷大将軍が即興でラップをやらされるのですが、嫌々始まったセッションが 征夷大将軍の素晴らしいラップに乗せられて、お互いに共鳴して、音楽が作り出されていくんです。

このシーンは本当に感動しました。音楽の素晴らしさを音楽を使って見せていました。このままずっとこのシーンが続けばいいのにと思う程です。

1,2 を観てなくても全く問題ないです。人によって刺さるところは違うかもですが、会社を休んでいく価値のある映画です。