bonar note

京都のエンジニア bonar の技術的なことや技術的でない日常のブログです。

冷凍食品男子

2年前まではお昼ご飯はほぼ毎日外食していました。会社の近くにみんなで食べに行って、コミュニケーションしつつ美味しいものを食べる、という感じでよくあるスタイルですね。それはそれで凄く楽しいし、人生の彩りとしてとても良いと思うのですが、最近はいくつかの理由から持っていったお弁当を食べています。

主に以下のような理由からです。

  • 外食はお金がかかる
  • バランスよく食事することが難しい(「ラーメンいっとく?」「余裕」)
  • 食べ過ぎてしまう(おかわり無料)
  • 何を食べるか考えるのが面倒
  • お昼休みがお昼ご飯だけで消費される

外食だと 仕事をする自分へのご褒美と言わんばかりに贅沢なものを過剰に食べてしまいがちです。脂っこくて野菜がほとんどないようなものが多いし、量に関しても「無料なら食べなきゃ損」とばかりに胃に詰め込んでしまいます。

お弁当にすることでこれらを制御出来ます。量も毎日決まった量に出来ますし、バランスに関しても素人なりに偏りのない(ように見える)感じに調整出来ます。

また、外出してお店まで行って、注文を待って食べて帰ってくるという時間を節約することが出来ます。「そんなセコいことしなくても。。」と思われるかもしれませんが、お昼休みのうち40分くらいが自由になるのでかなり大きいです。最近では買ったゲームが消費しきれないという非常に危機的な状態だったので、この空いた40分で真剣にゲームに打ち込んでいます。

さて、ここからが本題です。

そんなこと言っても朝料理作るのとかは最高にめんどくさいと思うんです。めんどくさい以前に僕の場合まったく料理が出来ないので論外です。そこで、どうしているかというと、お米だけ炊いておかずはすべて冷凍食品で埋め尽くしています。こんな感じですね。

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二つの写真の両方に AJINOMOTO のプリプリエビシューマイ が入っていますが、これが最高に美味しくて1日おきくらいに入れてます。ステルスマーケティングです。

おんなじようなものばっかりで飽きるんじゃない?と思われるかも知れませんが、心配無用です。今の冷凍食品のラインナップは凄まじいんです。一人暮らしだとなかなか行かないかもですが、ダイエーとかに行くと冷凍食品売り場はこんな感じです。

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ここから好きなものを買ってレンジでチンするだけです。素晴らしいですね。冷凍食品というと粗末な保存食というイメージがあるかもしれないのですが、驚くほど美味しいです。
ただ、冷凍食品ばっかりで体に悪いと思うかもしれません。まあでも一日の中でお昼ご飯だけですし、自炊したり外食するのに比べて、品数の面ではかなり多く摂ることができます。

それぞれのおかずをレンジで40秒くらいずつ暖めてお弁当箱に詰めるだけなので、準備も慣れると10分程度で終わるため苦になりません。

また、しばらくこの生活をしてみて発見した僕なりのコツがあります。

ご飯だけは炊く/ふりかけにこだわる

お弁当のご飯は炊きたてが美味しいです。ここはさすがに冷凍ご飯ではなく、タイマーを使ってご飯だけは炊くといいかなと思います。二合くらい炊いて、お弁当と朝ご飯に使って残りはラップしておいて夜食べる、みたいな感じにしています。

あと、料理は出来ないですがふりかけをかけることはできるので、毎日違うふりかけにしたりするのが楽しいです。大人の経済力を使ってしらすご飯にすることも出来ます。

小さいお弁当箱を選ぶ

最初は「お弁当箱ちっさ!OLかよ!」と思うのですが、すぐに慣れます。しかも小さいお弁当箱のメリットは食べ過ぎないというだけではありません。お弁当箱が大きいと広大な領域をおかずで埋めないといけないですが、小さいお弁当箱だとおかずを詰めるのが楽です。むしろこっちの理由の方が重要ですね。

おすすめは上記の写真にあるような二段重ねのお弁当箱です。ご飯フロアとおかずフロアが分かれていて詰めやすいし、縦に長くなるのでカバンに収まりやすいです。また、冷凍食品は円形の紙のお皿に入っていることが多いので楕円形のお弁当箱の方が隙間無く詰められる気がします。

野菜系のレパートリーを常にストックする

冷凍食品売り場に行くと気づくのですが、種類は多くても8割が揚げ物です。なので普通に食べたいものを買っていくとバランス的にも見た目の彩り的にも残念な感じになってしまいがちです。ホーレン草のバターソテーやひじき/きんぴら系のお惣菜関連は数が限られて貴重なので、常にきらさずにしておいて、毎日2品くらいは野菜系のものを入れるといい気がします。


本当は栄養のバランスを考えて毎日自炊するのがいいと思うのですが、現実的じゃないですよね。めんどくさいですし。その理想と外食という現実の中間くらいを攻めてみていもいいのかなと思います。

食生活を改善するのには「理想の食生活」みたいなものよりも、もっと実生活で使えるツールが必要なんじゃないかと感じています。最近読んだ以下の本はそういう面で現実的な答え(大雑把に栄養バランスを把握する)を出していて素晴らしいと思いました。

なにをどれだけ食べたらいいの―バランスのよい食事ガイド

なにをどれだけ食べたらいいの―バランスのよい食事ガイド

冷凍食品弁当、僕のように「料理は出来ないけど、外食オンリーっていうのもなあ」という人にとっては試してみる価値があると思います!